PHPでテキストファイルを簡易データベースとして使用するTextDbクラス公開！save($arr)

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では、save($arr)の使い方を説明します。

save($arr)は引数に渡す配列によってレコード追加・更新を判断して実行します。

今、

このディレクトリ構成で、index.phpに

require_once 'TextDb.php';
$c_fields = array("id","name","address");
$c_db = new TextDb("tbl/customer.txt","::",$c_fields);

$i_fields = array("id","name","customer_id");
$i_db = new TextDb("tbl/item.txt","::",$i_fields);

と記述してあるとして、customer.txtに

tablename::customer
id::name::address
1::yamada::tokyo
2::tanaka::osaka
3::suzuki::kyoto
4::sato::tokyo
5::sasaki::tokyo

のような５つのレコードがあるとします。

レコードの追加

さて、save($arr)を使用してレコードを追加してみます。

以下のような感じです。

$arr = array(
    "name"=>"sugiyama",
    "address"=>"aichi"
);

$c_db->save($arr);

save($arr)に指定する配列には、カラム名をキーとして値を入れていけばＯＫです。

ちなみに値を指定しなかったカラムには0が記録されます。

これを実行するとcustomer.txtは

tablename::customer
id::name::address
1::yamada::tokyo
2::tanaka::osaka
3::suzuki::kyoto
4::sato::tokyo
5::sasaki::tokyo
6::sugiyama::aichi

こうなります。

idはオートインクリメントですので、勝手に増えます。

レコードが追加できましたね。

レコードの更新

レコードの更新にも同じsave($arr)を使用します。

変えるのは引数の配列の中身です。

レコードの追加ではidを指定しませんでしたが、更新の場合にはidを指定します。

idを指定することで、指定したidのレコードを更新する処理が行われます。

例は以下です。

$arr = array(
    "id"=>6,
    "name"=>"changed",
    "address"=>"changing"
);

$c_db->save($arr);

idが６のレコードを更新しているわけです。

実行結果は以下です。

tablename::customer
id::name::address
1::yamada::tokyo
2::tanaka::osaka
3::suzuki::kyoto
4::sato::tokyo
5::sasaki::tokyo
6::changed::changing

はい。更新できました。

関数名	説明
get()	テーブルの全レコードを取得する。
find($conditions = array())	検索条件を指定してレコードを取得する。 引数がない場合はget()と同じ動作をする。
findJoin($join,$con1=array(),$con2=array())	テーブルを結合して 指定条件に合致したレコードを取得する。
save($arr)	レコードを追加または更新する。 引数の配列にidが指定されている場合は、 そのidのレコードを更新する。idがない場合は追加する。
updateBase($form)	特定のレコードの特定のカラムを更新する。
updateAll($arr,$conditions)	指定した条件に合ったレコードの指定カラムを 一括更新する。
delete($id)	指定したidのレコードを削除する。
deleteAll($conditions)	指定した条件に合ったレコードを 一括削除する。
getLastId()	最後のレコードのidを数値で取得する。